iphoneの読み込み時間がどれだけ自分の時間を奪っているのか
衝撃を受けた…r25.jp
新R25が最近面白くて読んでいるのだけど、こんな記事があった。
大人になればなるほど、時間の流れが早くなるのはなんで? どうすれば体感時間を伸ばせる?といった記事だ。
濃い時間を伸ばすためのいろいろなTipsが乗っていて面白い記事なので読んでみてほしい。
特に僕が衝撃を受けた一節にこういうものがあった。
”ネットサーフィンは基本的には時間を圧縮する効果が強いんですよ。
ネットサーフィンをしている時は何かを探してることが多いですよね?ネットに限らず、探すっていうのはそのことにすごく集中してしまい、時間を短くする傾向が強いんです。
ネットの場合、サイト遷移の時とか、ちょっと待ち時間があるじゃないですか。その時間がものすごい“過小評価”されていて。
実際には数秒かかってるのに、我々はそれに気付かずにボーッと待ってしまってるんですよ”
まあ、言われてみれば当たり前なんだけど、ネットサーフィンをしているときの読み込み時間なんて、考えたこともなかった。
なので、自分でも、どれくらいの時間をこの「待ち時間」に費やしているのか、自分で数えてみた。
例 Twitterを開く
ポケットからスマホを取り出す(3秒)→ロック画面を開く(5秒)→待受が表示され、その中からTwitterのアイコンを選ぶ(7秒)→Twitterの読み込み画面が表示される(4秒)→タイムラインを更新する(5秒)
一つ一つの動作が細切れになっているから気づきにくいが、Twitterを開くだけで実に30秒近くが失われている。
下手したらタイムラインを流し読みする実働時間よりも、起動にかかる時間のほうが長いかもしれないレベルだ。
エレベーターを待つことにすらイライラするこの僕が、一日に30回は開くTwitterの待ち時間に全く気づきすらしなかったというのはどんなマジックだろうか。
LINEやGmailにも同頻度でアクセスするので、単純計算すると30×3×30秒で、一日に45分がスマホの待ち時間を眺めることに使われていることになる。
恐ろしい。
ネットサーフィン自体が時間の無駄、といわれるかもしれないけれど、それ自体はまだいい。情報が手に入るという意味でためになるし、ネットサーフィン自体が娯楽、ストレス解消となるから。
でも、待ち時間ごときに毎日こんなに時間が吸われているというのはだめでしょう。
NETFLIXのCEOだかが、私達の競合はFacebookと睡眠だ、とか言ってたけど、本当にそうだな。
スマートフォンが普及して、人はいい意味でも悪い意味でもぼーっとすることがなくなった、なんて言われているけど、悪い意味でボーっとする回数は増えてるんじゃないかね。
結局人って、その先に報酬(タイムラインの更新とか)があるなら待ててしまうんだね。加えて、巧みに待ち時間を細切れにして、ストレスを与えないようにしているし。
Twitter一つ見ても、タイムラインを表示するまでの待ち時間と、タイムラインを更新する待ち時間を別のタスクにすることで、待ち時間を気づかせないようにしている。
情報時代になっても、一人ひとりの生産性が上がってない原因ってこういうところにあるのかもしれないね。